◎ minimumFIT
実用新案と商標登録を申請中です。(2024年10月)
メルカリでは「ちょこっとゴム」と呼んでいますが登録が済み次第「minimumFIT」に名称の変更をしようと思っています。
現在、メルカリの定番キャップに使用してますが、被り心地がとても良いと評価を頂いております。
柔らかいゴムが約1cm伸びることで頭の締め付けも無く、一般的な位置を決めてしまえば固定してしまうアジャスターとはしっかり差別化してくれます。
メルカリでも、1個目をご購入した頂いた方から、それ程間を空けずに2個目のご注文を頂くことも複数回あり、シーズン毎に生地替えでオーダーを頂いたりもしています。
知り合いのデザイナーさんからも「これを被ったら他のキャップは被れない」とのお言葉も頂いております。
帽子の「被り心地に拘りの有る方」に、是非お試し頂きたいと思います。
まだ製品にしてませんが、Ver.2も完成、アウトドア系のキャップに使ってみようと思います。
どの帽子に使うか未定ですが、Ver.3も完成。
今後も色んなヴァリエーションが出来たらと思います。
※Ver.2、Ver.3もminimumFITの実用新案の「課題を解決するための手段」は同じですので、真似はされないで下さいね。
その他、オリジナルのディティールや提案など
- 深さ表記 帽子を好きな方にお薦めしたい規格ですので、是非使ってみてください。
- エアインテーク付きハット&キャップ
- 既製のキャップに被せて使えるイヤマフラー
- フィット感調整のパーツVer.1(画像無し) ベーシックハットやベンチレーションハットで使用
- メッシュ生地を使った二本針ミシン用バイアステープ 逆サイドメッシュキャップVersion2で使用
- リフレクターテープを内蔵した、メッシュのアジャスターベルト
- 楕円型の穴かがり 最大通常の120%まで出来ます。 メルカリの「たれ目」やOEMでも使用
- 排気用スリット(メッシュのバイアステープが必要)
- 透湿防水加工をした薄手の生地の裏にフィールドセンサーを使う事で、汗染みを押さえる効果を検証しました。服で言えばインナーを着ないで透湿防水加工のアウターを着ても、汗が垂れて来るのは当たり前なので、頭にフィールドセンサーのインナーを被せれば良いのではないかと言うのが、発想の起点です。「X」にて、綿和紙ですが検証しました。→リンク
○フィット感調節パーツのVer2 仕様を少し変えてキャップにも対応出来る様にしました。
◎正面共地2枚仕立てボッチなしのシックスパネルキャップ
この仕様は正面に一般的な芯地を使っていないので、とても馴染みが良いです。
この手法でキャップを作って数年経ちますが、今だに他のブランド等で全く同じ作り方のキャップを見かけることは殆どありません。
※メルカリで見かけても、正面が1枚になっていて、様はベル型ハットのクラウンと同じ作り方が殆どです。
これには根本的な帽子工場の製造ラインに問題がありまして、それを知っている上でこの仕様を前面に出しています。少なくとも私の知っている複数の帽子工場では二本針ミシンの担当は本縫い担当より技術レベルが劣る方が担当をしていました、単純にボッチ付きのキャップの二本針テープ入れは地縫いより簡単だからです。
ただ、正面が2枚仕立てボッチなしになると、二本針ミシンの調整がかなりやっかいに成り、ラインで一番上手い方が担当すれば何とか出来るかもしれませんが、この方法を取ると工場自体の生産数が落ち、採算が合わなく成ります。
弊社のように、担当が一つの帽子を一人で作る(昔ながらの職人と同じ方法で丸上げと呼びます)ので、作業時間は少し掛かりますが、他社のように大きな遅れが出ることはありません。
残念ながら、国内では帽子の丸上げを生産のメインにした工場はたぶん有りません、少なくとも私は知りません。
成長期に大量生産に切り替えたけど、今となっては丸上げに必要な技術を指導できる人材がいない事に気が付くわけです。
私が受ける仕事は、そういう点でも他社の帽子と差別化をして、同じ物が並ばないように気を使って来ました。
メルカリを含め、こんな帽子出来るならやってみなと、同業に投げかけていますが、手を上げて参戦してくる所が無いことを心底から残念に思います。
※Aboutでも書きましたが、現在は持病の為規模を縮小して小ロッドのお仕事をメインに受けています。