◎エアインテーク付きベンチレーションCAP&Hat(etc.)ですが、現在特許の出願中です。2025年6月3日
※帽子としては初の「ベンチュリー効果」を採用した、これからの夏に本気で対応させたモデルです。
名称は「Sylph-System(シルフ-システム)」にしました。
訳すと「風の精霊の加護システム」って感じでしょうか。
風に対して「速度」「流れ」「吸排気」に、ここまで拘った帽子は他に無いかと。
また、天上のエアインテークは日傘効果も有り、頭頂部の温度の上昇を防ぐ効果もあります。
帽子全般と、ヘルメットカバーも入れてみました。
日常的な使用から、本格的なプロユースまで対応を考えています。
○minimumFITと併用することで、強風でも飛びづらい効果も有ると推測できます。
○この春(2025年3月)にメルカリでエアインテーク付きCAPご購入頂いた方から連絡を頂きまして「毎日、このCAPを被ってランニングしていますが、この暑さ(2025年7月)でも蒸れ感もなく快適です、また、洗濯後の乾きも早いので気に入っています」との事です。
※過去の帽子のベンチレーションを謳っている、特許の出願内容との比較を検討して頂いた結果、取得可能と判断して頂けました。
特許取得後はパートナーさん捜しも本格的にはじめようと考えています。
◎ベンチュリー効果とは(Google Aiの解説を引用)
AI による概要
ベンチュリー効果とは、流体が狭い箇所を通過する際に流速が増加し、その結果圧力が低下する現象のことです。つまり、狭い場所を通ることで流体が加速し、その反動で圧力が下がるのです。これは、例えば、狭い管を水が流れると、管の狭い部分で水が速くなるのと同時に、水圧が弱くなるのと同じ原理です。
詳細な説明:
- 流体の加速:流体(液体や気体)が狭い箇所を通過すると、その場所で流体の速度が速くなります。これは、流体の質が一定であるため、狭い場所を通るには速度を上げる必要があるからです.
◎ minimumFIT
2024年12月 実用新案登録になりました。 特許情報プラットフォーム
商標登録完了しました。(2025年5月)
メルカリの定番キャップに使用してますが、被り心地がとても良いと評価を頂いております。
「柔らかいゴムが約1cmだけ伸びる」ことで頭の締め付け感も殆ど無くフィット感が良くなり、一般的な位置を決めてしまえば固定してしまうアジャスターとはしっかり区別化してくれます。
メルカリでも、1個目をご購入した頂いた方から、それ程間を空けずに2個目のご注文を頂くことも複数回あり、シーズン毎に生地替えでオーダーを頂いたりもしています。
知り合いのデザイナーさんからも「これを被ったら他のキャップは被れない」とのお言葉も頂いております。
店頭で購入して頂いた方からも「今までで一番被り心地が良い」とのお言葉も頂いています。
無地キャップマニアの長谷川様からもお褒めの言葉を!
帽子の「被り心地に拘りの有る方」に、是非お試し頂きたいと思います。
購入して頂いたお客様からは「風が強い日でも飛ばなかった」「脱ぎやすい」「一日被っていても頭痛がおきなかった」など、フィット感のみでなく、色んな効果のコメントを頂いております。
販売して1年(2025年5月)経ちましたが、初期にご購入して頂いた方に機会が有ればお聞きしていますが、今の所支障は無いそうです。
それでも、いつかはゴムの効果が無くなる時が来るかと思います、その時はベルトの交換も考えています。
支障が出ましたら、ご遠慮なくご連絡下さい。
※25AWからOEMでブランド様の採用も決まり始めました、今後は色んな所で見かけるかと思います。
※Ver.2.2は2025年4月発売のBUENA VISTA様のJETCAPに採用されました、2025年4月現在「ハラカド」で販売中です。
※2025年5月から新潟県上越市にお店を構える「flat」様(無地キャップマニアの長谷川様のお店)に綿麻キャンバスのCT-15型、C-16型を置かせて頂いています。
※2025年7月から世田谷区南烏山の美容室「OjOmano」様で、ScaleCraftとのコラボ商品として販売を始めました。
どの帽子に使うか未定ですが、Ver.3も完成、キレイめなキャップやレディース用にSlimVersionも製作。
今後も色んなヴァリエーションが出来たらと思います。
※Ver.2、Ver.3もminimumFITの実用新案の「課題を解決するための手段」は同じですので、真似はされないで下さいね。






その他、オリジナルのディティールや提案など
- 深さ表記 帽子を好きな方にお薦めしたい規格ですので、是非使ってみてください。
- エアインテーク付きハット&キャップ
- 既製のキャップに被せて使えるイヤマフラー
- フィット感調整のパーツVer.1(画像無し) ベーシックハットやベンチレーションハットで使用
- メッシュ生地を使った二本針ミシン用バイアステープ 逆サイドメッシュキャップVersion2で使用
- リフレクターテープを内蔵した、メッシュのアジャスターベルト
- 楕円型の穴かがり 最大通常の120%まで出来ます。 メルカリの「たれ目」やOEMでも使用
- 排気用スリット(メッシュのバイアステープが必要)
- 片伏せ縫いを使ったフォーパネルキャップ
- 取り外し可能な革ベルト 外してキャップを洗えます。
- 透湿防水加工をした薄手の生地の裏にフィールドセンサーを使う事で、汗染みを押さえる効果を検証しました。服で言えばインナーを着ないで透湿防水加工のアウターを着ても、汗が垂れて来るのは当たり前なので、頭にフィールドセンサーのインナーを被せれば良いのではないかと言うのが、発想の起点です。「X」にて、綿和紙ですが検証しました。→リンク
○フィット感調節パーツのVer.2 仕様を少し変えてキャップにも対応出来る様にしました。

◎正面共地2枚仕立てボッチなしのシックスパネルキャップ
この仕様は正面に一般的な芯地を使っていないので、とても馴染みが良いです。
この手法でキャップを作って数年経ちますが、今だに他のブランド等で全く同じ作り方のキャップを見かけることは殆どありません。
※メルカリで見かけても、正面が1枚になっていて、様はベル型ハットのクラウンと同じ作り方が殆どです。
これには根本的な帽子工場の製造ラインに問題がありまして、それを知っている上でこの仕様を前面に出しています。少なくとも私の知っている複数の帽子工場では二本針ミシンの担当は本縫い担当より技術レベルが劣る方が担当をしていました、単純にボッチ付きのキャップの二本針テープ入れは地縫いより簡単だからです。
ただ、正面が2枚仕立てボッチなしになると、二本針ミシンの調整がかなりやっかいに成り、ラインで一番上手い方が担当すれば何とか出来るかもしれませんが、この方法を取ると工場自体の生産数が落ち、採算が合わなく成ります。
弊社のように、担当が一つの帽子を一人で作る(昔ながらの職人と同じ方法で丸上げと呼びます)ので、作業時間は少し掛かりますが、他社のように大きな遅れが出ることはありません。
残念ながら、国内では帽子の丸上げを生産のメインにした工場はたぶん有りません、少なくとも私は知りません。
成長期に大量生産に切り替えたけど、今となっては丸上げに必要な技術を指導できる人材がいない事に気が付くわけです。
私が受ける仕事は、そういう点でも他社の帽子と差別化をして、同じ物が並ばないように気を使って来ました。
メルカリを含め、こんな帽子出来るならやってみなと、同業に投げかけていますが、手を上げて参戦してくる所が無いことを心底から残念に思います。
※Aboutでも書きましたが、現在は持病の為規模を縮小して小ロッドのお仕事をメインに受けています。