OEM

OEM生産について

弊社は20数年間、時代のブーム(裏原、ジュニアなど)の中心に居たカジュアル系アパレルブランドや、コレクションレベルのモード系など、時代に合わせた固定観念に縛られないものづくりをして来ました。

何が得意ですか?と新規のお客様に良く聞かれましたが、特に苦手な物は無いですと常に答えていました。
ミシンを踏んで作れる物なら、何でも作れますと。

コレクションやディスプレーのサンプルも得意にしているジャンルの一つです。
一般的には市販されていない特殊な素材も扱います。

もちろん、設備の問題など物理的に出来ない事は有ります。
それでも、一般的に小物と呼ばれるジャンルでしたら、殆どの商品をこなしてきました。

帽子(キャップ、ハット、ハンチングetc.)、ポーチ、トートバッグ、クラッチバッグ、お財布、カードケースなどなど、天竺、レースなどのソフトな素材から、8号帆布、レザーまで、針が折れなければ何でも作って来ました。
ミリ未満の精度が必要な物でも、加減だけで作り上げる物でも、依頼がある限り何とかして来ました。

現在は、帽子を中心にしたOEMに戻りつつ有ります。
画像やスケッチからパターンを起こしてサンプルを作れる人が、かなり少なく成ったと思います。

1000を越す帽子のパターンの経験は、人に言葉で伝えることが出来ません。
これだけは自身で経験して積み上げるしか方法はありません。

帽子の最大の特徴である「立体」と「加減」

同じパターンでも素材特性が変われば、出来上がるシルエットも変わります。
帽子のどの部分でかぶるかで「かぶり心地」も変わります。
この様な事を完成した立体のイメージから逆算して、パターンや作り方を考えていきます。

良くお客様に解り安く伝える説明として「一般的な帽子は6枚のパーツから出来ています、縫う辺として12辺に成ります。
1ミリ縫い代が変わると1.2cmサイズが変わってしまいますので、1ミリのズレは帽子職人としては失格です」と。
※逆の方から言えば、パターンが1ミリ違うのも同じ事です。実際ボールペンの巾(0.5ミリ)未満でパターンの詰めをします。

細かい事は披露出来ませんが、味の有るシルエットを出す為に、縫い合わせるパターンの長さを「わざ」と合わせない事も普通に有ります。
俗に言う「加減」の世界です。
同じ長さの直線を縫い合わせる技術とは、違うベクトルの技に成ってきます。

有る程度縫える様に成ってくると、自分専用のセッティングが必要に成ります。
ペダルのバネの加減や位置、押さえのバネの種類や、送り歯の高さや角度、送り位相も弄って「自分の縫い方に合わせたミシン」を作り上げます。

私のミシンは送り歯を低くして、位相をちょっと早くしています。
ミシンの送りに任せず、手の動きを優先するセッティングです。
半針補正が必要な時でも、プーリーを触ることは有りません。

私の縫い方は、右手で生地を定規に向けて送り込みながら、左手で合わせていくのが基本に成っています。
なるべくミシンを止めずに、ペダルコントロールで手の動きにミシンを合わせる感覚です。
ちなみに、ミシンの回転数は50〜60%ぐらいにしています、より細かなコントロールをしたいのと、止めずに縫えばこの回転数でも必要とする作業速度は出ます。
慣れて来ると、下糸がなくなる10cmぐらい手前で音が変わるのが解ります。

小物の世界ではミシンの回転数と作業速度は関係ありません。
弊社では、機械としてのミシンの音を意識して踏むように指導しています、むやみにモーターに負担を掛ける様な踏み方は御法度です。

YouTubeの動画→ こんな感じです

ペダルは両足で踏みます、片足では細かいコントロールに足の筋肉が付いて行けません。

弊社は過去の経験と実績を生かし、現在も色んなジャンルの帽子を作っています。
これからを担う若い職人達に、もっと色んな技を習得して貰いたく、帽子の仕事を募集しております。
元々他では出来ないと言われて来た仕事をこなしてきたからこそ、届く技術が存在します。

小ロッドのオリジナルも得意にしていますので、お気兼ねなくお問い合わせ下さい。
作りたい物が「カタチ」に成る楽しさを共有出来ればと思っています。

スケールクラフト株式会社
OEM担当 田島
info@scalecraft.jp