10年後を見据えた人材育成

昨年から募集を掛けていますが、正直雇用に繋がっていません。

確かに時給安いと思います。

ただ、今の100〜200円/1時間の収入差と将来の収入の安定を天秤に掛けたら、決して損をする事は無いと信じていますし、国内トップレベルと言われる弊社の技術指導を、給与を貰いながら身につけられる事は本人に取って大きなプラスだと判断しています。

色んな業種で技術継承が出来ずに消えていく会社も多数見て来ました。

ウチの本気の技術レベルは普通ではありません。

他社では真似の出来ない事もこなしてきました。守秘義務が有り公開の場では言う事が出来ませんが、普通の帽子屋では絶対に触る事の無い生地、パターン、それを作り上げる為に、新たな知識と技術を生かして10年以上も世界相手にサンプルを作って来ました。

そろそろ、私も歳には勝てなくなってきました、加齢と共に集中力が保てません。

私の代わりを外でも探してみましたが、結局、誰も見つかりません。普通に勤めていたのでは、決して得る事の出来ない知識と技術、それを身につけたいと言う人もなかなか見つかりません。

もう、それ程長い時間は残されていません、ここ数年で優れた人材が見つからないと、私のやってきた特殊なジャンルの仕事は継承出来ずに潰えます。

これは、1件のお客様だけの話ではありません。

業界としても、妥協の上での弱体の道を選ぶしか無くなります。

なんで、今の若い人達は10年、20年先まで見据えてやりたい事を全力でやり遂げるという気構えが無いのでしょうか?

いまブームで活気のある業界も時間が経てば、外部、内部要因が元に落ち込んできます、その中で生き残る事は、手に職を付けるよりはるかに大変な事だと知っています。

今回の募集では今までとは違う年齢層の方が多い傾向が見受けられました。

残念ですが「判断が遅い」です。もう、10年早くこの道に進んで来てくれたら、しっかりと指導が出来たのですが、、、

この先、本当にレベルの高い指導が出来る所は年々減っていき、10年後ぐらいには多分、本当の意味で壊滅的な状況に成ると予想しています。

ここ数年が、日本の縫製業を維持していく転換期だと考えています。

お時間が有りましたら、ご自身の10年後、20年後をイメージしてみて下さい。

私はちゃんと頑張って来たと誇れますか?